フィルム用語解説
設計施工価格
窓ガラスフィルムにおける設計施工価格は、フィルムメーカー(スリーエムやサンゲツなど)が設定をした定価のことです。
業界ではこの定価のことを上代価格ということもあります。
窓ガラスフィルムの設計施工価格(=定価、上代)は、1㎡あたり(=1m×1m)の材料費、施工費などが含まれています。
この価格をメーカーが設定することで、それぞれのフィルムを施工した場合の目安を決めていることになります。
施工業者は、この設計施工価格を目安にして、フィルムの仕入れ金額や施工費等を計算し、見積金額を提示することになります。
なかには基本工事料金という項目でさらに上乗せをして、そこから割引率を高く見せているといった事例も散見しますが、通常の設計施工価格の中に既に施工費は含まれています。
ちなみに埼玉フィルム施工販売の見積項目は、①材料費、②施工費、③諸経費、④既存フィルム剥離費(※フィルム剥離作業がある場合)、⑤高所作業費(※高所作業の場合)のみです。
可視光線透過率
人間の目に見える(人間の目が感じる)光のこと。英語で表現すると「Visible Light」。
波長領域は380nm~780nmで、波長の短い方から紫⇒藍⇒青⇒緑⇒黄⇒橙⇒赤として感じられます。
太陽光線の中で最も多くのエネルギーを含んでいます。
紫外線
可視光線よりも波長の短い光。人間の目が感じることができる最短の光(紫)より外側(波長が短い)に位置しているため「紫の外の線⇒紫外線」と呼ばれます。英語で表現すると「Ultra Violet」、略して「UV」。
波長範囲は300nm~380nmで、UV-A(A波)とUV-B(B波)に区分されます。
さらにB波よりも波長の短いUV-Cもありますが、これはオゾン層に吸収され地上には到達しないとされてきていました。
ただ近年のオゾン層破壊によって、環境問題化してもいます。紫外線は日焼け作用や殺菌効果があります。
☆ガラスフィルムの紫外線(UV)カット効果
フィルムをガラスに接着させる、主にアクリル樹脂素材の「粘着層」に紫外線吸収素材が含まれているため、この粘着層を持つフィルムを貼り付ければ、基本的にどのタイプのフィルムでも紫外線カット効果が得られます。フィルムによって若干の違いはありますが、およそ99~100%の紫外線カット効果が得られます。
紫外線透過率
紫外線が透過する割合。
赤外線
可視光線よりも波長の長い光。人間の目が感じることができる最長の光(赤)より外側(波長が長い)に位置しているため「赤の外の線⇒赤外線」と呼ばれます。英語で表現すると「Infrared」、略して「IR」。
波長範囲は780nm~2500nmで、赤外線の中でも波長の短い近赤外線と呼ばれる光線がそのほとんどを占めています。
赤外線は水や有機物に吸収されて熱に変わりやすい性質を持つため、熱線とも呼ばれます。
遮熱
「熱」を「遮る(さえぎる)」。ガラスフィルムにおける「遮熱」とは、光や熱線(赤外線熱)を反射・吸収することで温度の上昇を防ぐことを指します。
熱が屋内に放射されると、室内の温度を上昇させるため、こうした熱の放射によって、室内の温度上昇を防ぐことで、冷房が効きやすくなる効果があります。そのため遮熱効果のあるフィルムは、省エネフィルムなどとも呼ばれています。
断熱
「熱」を「絶つ(たつ)」、つまり熱を伝わりにくくすることです。夏場にも効果はありますが、主に冬場に室内の熱を逃がさない効果があります。熱還流率などによって性能表示されます。数値が少ないほど暖房負荷低減に寄与します。
遮蔽係数
フィルム等を貼っていない3mm厚の透明フロートガラスを「1.00」として、そこにガラスフィルムを貼り付けて、室内に入り込む日射熱量の割合を示した数値です。この値が小さいほど赤外線熱を遮蔽している割合が高いことを示し、遮熱性能が高いこととなります。
熱還流率
フィルムを貼り付けた3mm厚の透明フロートガラスについて、その両側(外と内)の空気温度差が1℃のとき、面積1㎡あたりに通過する熱量を指します。
熱還流率の数値が小さいほど、断熱効果が高いことを示します。
今後も随時、用語解説を増やしていきます。
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